1/32 フルカウルミニ四駆”ブラックセイバー”
さて、今回は派手なマシンではなく、第二次ミニ四駆ブームを牽引した 栄光の初代セイバーシリーズです。 それも、フラッグシップのマグナムやソニックではなく、 元祖バトルレーサー・黒沢 太少年の愛車・ブラックセイバー。 ビッグガイドローラーと可変リアウイングを装備し、マグナムとソニックそれぞれの長所に 匹敵する高次元のバランスでまとめ上げられた強敵です。 しかも、砂塵を巻き上げて他車の走行を妨害する砂撒きタイヤや飛び出し式のサイドディスクソーなど、 他のマシンを攻撃するための装備までも完備しており、これらを作り上げる驚異的な改造技術で レッツゴー兄弟の前に立ちはだかりました。 (しかも、土屋博士からもらったセイバーを寸分たがわず複製し、自分の友人たちに分け与えて 「ブラックセイバー軍団」を結成していたほどです) 原作では大神軍団の台頭により表舞台から退場しましたが、アニメ版では一旦家庭の事情で 渡米した後再び帰国、ビークスパイダーとの衝突を経て考えを改め、バトルレースのスタイルを放棄。 豪達のよきライバルたる正統派レーサーとして復活しました。 彼のすごい所は烈兄貴やまことをも唸らせる、細かな所まで神経を使った精緻な改造と、 同じ外見でも複数のボディを使い分けて、周囲が次々と新マシンを投入し、かつセイバーも 量産品が市販されてもなお、ブラックセイバーを愛用し続けた事。 (無論、大神研究所のアクシデントがなければ、星馬兄弟も思いは同じだったでしょうが…) 今回はそんな彼に敬意を表し、アニメ版のブラックセイバーに似せて塗装を行いました。 ウイングの「BLACK saber」ロゴだけは映像と異なりますが、 その他はアニメ版と同じように仕上げています(基本的に文字部分を使わない引き算なのでw) ヘッドライトのラインはアニメだと入っていないので、塗装だけしています。 (レシピはGXラフシルバーで下地→銀マスキング→GXラフゴールド→金マスキング・同時進行で GXメタルレッド→赤マスキング→ウィノーブラック→トップコート5回) 他のマグナム系に比べれば簡単な手順ですが、黒だから塗装は楽勝なんて思っていた 完成3時間前の自分にマグナムトルネードを食らわせてやりたくなりました。 単色塗装も奥が深いですね。 シャーシは余っていたGブラストソニックのARに換装(ボディ裏側のリブを削れば乗ります) タイヤは静岡のミニ四駆ファン感謝祭で購入したローハイトレタータイヤ&ブラックメッキホイール(ライキリ型) モーターは黒沢のセッティングとブラックセイバーの走りを見るに、 当時のハイパーミニモーターだと思われるので、現在のアトミックチューン2搭載を前提に 調整を進める予定です。